株式会社新見ソーラーカンパニー(岡山県新見市、代表取締役 佐久本秀行)は、太陽光パネルのリサイクル装置である佐久本式ソーラーパネル熱分解装置連続機が完成し、受注受付を開始いたします。また、佐久本式ソーラーパネル熱分解装置の第1号機が、株式会社西建設(岡山県倉敷市、代表取締役 西泰行)に設置決定いたしました。
これに伴い、2024年4月16日に、岡山県新見市において、完成報告会を行いました。
この度完成した佐久本式ソーラーパネル熱分解装置の連続機では、2020年完成のプロトタイプから更に進化し、マテリアルに分別した状態で取り出すことが可能となります。
新見ソーラーカンパニーは、2030年代から本格化する太陽光パネルの大量廃棄に対応するため、研究開発を行っております。当社開発の熱分解装置は、燃焼による二酸化炭素を発生せず、高温の水蒸気で、封止材や樹脂シートを分解、気化し、ガラスや太陽電池セル、銅線を高純度で抽出することを実現しました。
2024年には、抽出したガラスカレットから、太陽光パネル用のカバーガラスの製造に成功、同時にガラス工房ぐらすたTOMO(岡山県倉敷市)とともに、ガラス工芸品の制作にも本格的に取り組んでいます。
新見ソーラーカンパニーが、一般財団法人PVリボーン協会とともに目指すリボーンパーク構想の実現にむけての第一歩として「岡山モデル」が遂に始動いたします。
地元企業の発展とともに、太陽光パネルの適正な処分、リサイクルが行われるサーキュラーエコノミー(循環経済)の確立を目指し、太陽光発電の更なる普及による脱炭素社会の実現に貢献してまいります。